人生には、自分が物語の中に生きているのではないだろうかと思う時があります。物語の途中では、物語の構成や登場人物の動機、物語の結末が、まだよくわかっていない状態です。そして、最後の章にきて、やっと、物語の中の様々なことは、そういうことだったのか、と思うのです。僕の友達には、我慢できずに最終章から本を読む人がいます。最後にどうなるかわかったら、リラックスして本を楽しむことができるそうです。物語の途中で、どんな大変な場面に出くわしても、最終的にどうなるか知っているから、大丈夫なのだそうです。神さまは私たちに、物語の最終章を読んでごらんと、言っています。それは、最後にどうなるかを私たちが知ることができるためです。
![](https://damiangrateley.wordpress.com/wp-content/uploads/2016/06/4912_eye.jpg?w=640)